ヤイロチョウを守る会の主張

2022年12月吉日ー

日本国内の自然保護団体界隈において問題視されている事柄に「後継者不足」があります。

全国にある自然保護団体(公益社団法人、社団法人、NPO、任意団体)に対してアンケートをお願いしたところ、無回答含む合計19件の回答がありました。

サンプリング数が少ないので根拠として心もとないですが下の表に示す通りです。

ジェネレーション別5区分調査(アンケート)結果(2022 年 3 月 26 日)

対象:Field、環境らしんばんなどポータルサイトで Email アドレスを公開している団体

依頼方法:メール

送信数:289 団体

回答団体:19(無回答含む)

報告者:やまさき たくと(ヤイロチョウを守る会 会長)

参考 URL:https://shimanto-popopy.com/zproject

団体・組織の中枢構成員(理事など)の世代

優勝 ベビーブーマー 13pt

①0歳~23歳(Z世代)   1pt

②24歳~39歳(ミレニアルY世代)           1pt

③40歳~55歳(X世代)  6pt

④56歳~74歳(ベビーブーマー) 13pt

⑤75歳~92歳(サイレント)        2pt

のぞむ人材の世代

優勝 ミレニアルY世代 15pt

①0歳~23歳(Z世代)   4pt

②24歳~39歳(ミレニアルY世代)           15pt

③40歳~55歳(X世代)  8pt

④56歳~74歳(ベビーブーマー) 4pt

⑤75歳~92歳(サイレント)        0pt

引用元:ジェネレーション別5区分調査(アンケート)結果|しまんとぽぽぴー

このアンケート結果を見て言えることは、回答数も少ないことですし、

「お年寄りたちが若者を求めている」

と言うことは許されるかもしれません。

日本国内における環境保全の歴史の先陣を切って走り、

大きな絵を描くことができた、

すぐに怒鳴り散らす妖怪のような怪傑たちの船たちが、

どうやら今ここにおいて沈み始めているみたいなのです。

しかしながら「後継者がいない」というのは、少しおかしな話です。

環境教育の学習・体験活動は幼児から高校生に至るまで幅広く日本各地で行われてきました。

今も、まさに同時刻、どこかで必ず同じ空の下で行なわれているのです。

それは青空かも夜空かもしれませんが、とにもかくにもわたしたちは子供たちと野っぱらで関わってきました。

その関わり合いのなかで「後ろに続きたい!」といった憧れが発生する体感をクリエイトすることが、できなかったというのでしょうか?

「この指とまれ!」

と言ったとき、多くの人がとまってくれる。

立ち止まって、話を聞いてくれる。

そういった存在が、生物多様性国家戦略を推し進めるうえで必要だとわたしたちは考えます。

「地球温暖化が進めば世界が滅ぶよ!」といった終末思想を持った宗教団体のような脅し文句を大声で言いながら活動に取り組むのではなく、

「多くの人々に(大好き、ヤイロチョウ!)という気持ちを芽生えさせるためには何が必要なのか?」

という疑問と利他的な研究意欲をもって、わたしたちはヤイロチョウプロジェクトを推進します。